先日保護者の方から、BCG予防接種の手技に関して以下のご指摘を頂きました。
<(はんこ注射を押す際)昔と違い今は皮下接種とならないように弱く打つと(医師は)知らないのでしょうか?>
BCGのはんこ注射は接種時(免疫を獲得できるように)強く押すこととなっており、今回関係機関に確認いたしましたがご指摘のような<弱く打つ>と変更になったことはありません。ご意見をくださった方は数年前にある医療機関から出た報告をご覧になってのことと推察いたしますが、弱く打つという報告は当該機関のみで、他からの報告は全くありません。
蛇足ですが・・・接種により免疫を獲得したか否かはツベルクリン検査か瘢痕の数で判断するしかありません。弱く打って瘢痕が出来ない可能性も考えられます。瘢痕が出来ずに免疫を獲得したかどうか、不安になって来院される保護者の方も時々いらっしゃいます。
いわた医院ではこれまで通り、予防接種ガイドラインに記載されている手技で行ってまいります。疑問の際は、医師に直接おたずねください。
いわた医院 院長